住民の方々と共に、今年度の植林地と、昨年度に自己資金で実施した植林地の状況を確認しました。
今年度、当プロジェクトで植林する2.4ヘクタールのおおよその位置や植林地の様子、昨年度の植林の生育状況などを確認しました。
生育は順調で、生存率は75%ほどあり、この地での植林が順調に行われそうなことが確認できました。
伐採された森林は災害も招きます。
タイ北部の水源地で植林やワークショップを行って森と地域を再生します。
プロジェクトパートナー:
公益財団法人オイスカ
水源林を中心とした森づくりで、タイ北部の自然環境と生態系を取り戻し、災害に強いコミュニティをつくる。
タイ北部の山岳地帯では、農地を開発するための伐採で多くの森林が失われてきました。水源林の減少によって近隣地域では水不足や地滑りが発生し、山の保水力が低下したことで下流域では大雨による洪水も発生しています。近年は政府の政策によって伐採や焼き畑は禁止されていますが、十分な予算がないため荒れ地は長年放置されたままです。
そこで、森林の消失によって増加した災害発生リスクを解決するために、森を再生し水源林と生態系を取り戻す活動を進めます。さらに、植林や防火帯づくり、森林の育成や防災のワークショップを通して、地域全体で課題を解決できる災害に強いコミュニティをつくります。将来的には、村内に苗木づくりのグループをつくり、苗木の育成販売を通して住民の収入向上につなげることも考えています。